愛莉の思ったこと色々

愛莉の思ってるけど、口には出せないあれこれ

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にのあいのお話です。軽くBL含みますのでご注意を。







階段の上でしゃがみ込んだ お嬢さんが、濡れた髪を拭きながら 手に持っていたビールを差し出す。

「今開けたばっかで、口つけてないから。で…おめでとう、で良いのよね」
「え? あの…ありがとうございます」
「正式に採用でしょ?まぁ、最初から分かってたけどね。アナタ、親父の好みなのよ。何ていうのかな…真っ直ぐっていうか…もう 敬語とか要らないからね。カズ、で良い」
「いや、それは…さすがに」

お嬢さんを呼び捨てとか…ムリでしょ。
ふいに 茶色の瞳が近づいて 俺の顔を覗き込み、少し考えるように ボソッと言った。

「んー…じゃあ、百歩譲って カズちゃんでも良いか。あのさ、間違っても お嬢さんとか呼ばないでよ?」

「…うん。俺のことも、雅紀とでも呼ん\xA4
任發蕕┐譴弌\xD7
「フフッ…じゃぁ、まーくん にしようかな」

////////// ぅわ。まーくんなんて 初めて呼ばれた!

満足そうな顔をして、カズちゃんは もう一本のビールを開けた。乾杯、と 互いの缶を合わせる。
美味そうに ゴクゴクと喉を鳴らすカズちゃんに、ドキッと胸が跳ねた。

透き通るような白い肌に ショートの黒髪。こんなにキレイなのに、性格はサバサバしてて 話していて楽しい。それでいて優しくて…
外見だけじゃなく、性格まで 本当にオレの ストライクゾーンど真ん中なんだよな。これで 惚れるなっていう方が無理だよ。

どうしよう、目が離せない…
アルコールが入ったせいか、カズちゃんの白い肌は少し ピンク色に染まり始めていた。




二人で呑んで話しているうちに時計を見れば、既に日付が変わっていた。

明日は早い…名残惜しいけれど、そろそろ寝たほうが良さそうだ。

「あの、カズちゃん…オレ明日早いんだ。近くだよね、嫌\xA4
犬磴覆韻譴\xD0 送ってくよ?」
「は?何で?!だって、ワタシここに住んでるし」

当然のように言い放ち目を細めて クスッと笑った。
…どういうこと?大将…聞いてないんですけど。

「オレ…これからは朝が早くなるから、二階に住むように言われて…あの、カズちゃん。大将…お父さんと別に住んでんの?」
「あれ?聞いてない?ああ見えて、親父 新婚なんだよ。あの人、去年…腰を悪くして入院したんだけどさ。なんと、その病院の看護師さんよ!…半年前に入籍したんだ」
「ヘぇ〜!あれ、でも女将さん…じゃないんだよね?」

その人と店で会った覚えはなかった。

「現役の看護師さんだからね。あ、言っておくけど 凄く良い人だよ?別に住んでんのは、ワタシなりの ”思いやり”だから?」
ともすれば、重くなりそうな話をケラケラと明るく笑い飛ばす彼女。
そんな姿も…やっぱり、可愛い。

「でも、カズちゃんと 一緒ってワケには…いかないよ」
「?? …別に良いじゃん。あ、
ワタシ夜中にゲームやってることがあるけど、うるさかったら遠慮なく言って。あ…あと、引っ越し手伝うからね。次の定休日で良い? 隣の源さんに、軽トラ借りる話は もうしてある。で、相葉さんは この部屋。ワタシの部屋は向こう。風呂とトイレは、あっちのドアね。分かった?」
「あ、はい…」

まくし立てるように 言葉の雨を降らし
「んじゃ、おやすみー」
パタン、と 襖が閉められた。



つづく


miu



…鈍いぞ、まーくん。笑( ̄∀ ̄)









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-------名前:たぬきさん兄弟:次男(お兄さんがいる)仕事:フリーのITエンジニア年齢:42歳(2個上)身長:170?(本当は168?と告白有)住まい:都内一人暮らし趣味:温泉旅行、サックス------