愛莉の思ったこと色々

愛莉の思ってるけど、口には出せないあれこれ

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上司が仕事に戻ったあと
ふと机を見るとそこには麦茶があった
一口飲むと冷たくて頭も冷やされた感じがした
少しくらくらするけど立ち上がって自分のデスクに行き座ると
あーちゃんが話しかけてきた
「大丈夫ですか?先輩。いきなり倒れてたんで驚きましたよ」
「あぁ、うんごめんね。驚かしちゃった」
「大丈夫です、あ、そう言えば夏菜子先輩が走って会社入ったじゃないですか、したら詩織先輩もいきなり走り出して」
「え?なんで?」
「なんか、よく分かんないですけど体が動いたって言ってました。ほんとよく分かんないですけどね」
ケラケラ笑っていうあーちゃん
そこに詩織が戻ってきた
「あっ、夏菜子さん大丈夫ですか?」
「えっ、あっ、う、うん。ごめんね、運んだもらっちゃったみたいで。重かったよね、ごめん、」
なんだか顔見れなくて、目をそらして仕事をしているふりをして話した
「…いえ、大丈夫です」
詩織はそれ\xA4
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お昼休憩
あーちゃんに誘われてまた3人でご飯を食べることにした
カフェに座って話を交えながら昼食を取ると
やはりあーちゃんが一番に食べ終わる
そして化粧直しにいった
ていうかあーちゃん、ほぼすっぴんだと思うんだけどな

…2人きり

何も話すことなく黙々と食べ続ける
「…夏菜子」
呼び捨てで呼ばれて、びっくりして詩織の顔を見る
「…夏菜子、わすれてたでしょ。詩織のこと。」
「…忘れたことなんてなかったよ。でも詩織大分雰囲気変わってたし、大人っぽくなって、気づかなかった」
「なんか、おかしいよ?今日。全然目も合わせてくれないから」
「あ、ごめん」
「思い出したのかなって、思って」
「うん。思い出したよ、詩織、ごめん忘れて」
「うん…」
そこまで話すとあーちゃんが戻ってきた
あーちゃんが戻ってきても私達はまだ食べ終わってなくて少し怒られた

仕事をして
帰る時
間になり携帯を覗くとちょうどLINEがきて
詩織からだった
「今日一緒に帰ろう」
一言だった

なんだよ、話しかけてくれればいいのに
あーちゃんは用事だかなんだかで先に帰った
2人きりで駅まで歩く

「…夏菜子もさ少し大人っぽくなったよね」
「そう?」
「うん。なんていうか、バスケ少女って感じしたのにもうすっかりOLじゃない」
「んーそうかなぁ、今でもバスケは好きだよ」
「バスケットは好きでも少女じゃないんだよもう」
「ええ、まだ若いよ」
「もー23でしょ。おばさんだよ」
「うるさいよ」

他愛もない話なのに
何故か楽しかった

歩く度にぶつかる手がもどかしくて
ホームについた時、珍しく誰もいなくて
そしたら詩織が手を繋いできた
「!、、しおっ」
名前を呼びかける時
いきなり唇に柔らかいものが触れる

「…なに、すんだよ、ばか。」
「…ごめん」

顔が赤い